
久々に松山市考古館に行ってみた。「掘ったぞな松山2018」という催しものがあり、発掘成果報告会があるというのでそれを聴きに行ったのだ。
本題の遺跡の件はともかく、会場である2FL会議室の壁に展示されていた織物(染物)が無性に気になった。
「キハダ染め」と説明を振っている。
「キハダ」って何ぞな?
ミカン科の植物で、漢字では「黄檗」、「黄膚」、「黄柏」と記すらしい。
幹の皮を剥ぐと、鮮やかな黄色を呈する。これはベルベリンという色素によるものとのこと。
これを利用して染色している様子。
「ワシも草木染め、やってみたい!」と思ったものの、果てさて、キハダってどこに生えているんやろ。わからん。
ちなみに樹皮を乾燥させたものは「黄柏」と呼ばれ、生薬となるらしい。これも先ほどの色素「ベルベリン」の効能のようだ。健胃・整腸作用があり、おなかの病気におなじみの正露丸なんかにも入っているのだとか。
そういや、松山市御幸1丁目にある千秋寺の宗派は確か、黄檗宗だったな。
今まで「黄檗」の意味を見過ごしてきたけど、まさかこんなところでその意味を知るとはな。
興味を持って眺めれば色々と繋がるもんやな。
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2018/08/26(日) 12:23:21| 探訪録|
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