
久々に松山市考古館に行ってみた。「掘ったぞな松山2018」という催しものがあり、発掘成果報告会があるというのでそれを聴きに行ったのだ。
本題の遺跡の件はともかく、会場である2FL会議室の壁に展示されていた織物(染物)が無性に気になった。
「キハダ染め」と説明を振っている。
「キハダ」って何ぞな?
ミカン科の植物で、漢字では「黄檗」、「黄膚」、「黄柏」と記すらしい。
幹の皮を剥ぐと、鮮やかな黄色を呈する。これはベルベリンという色素によるものとのこと。
これを利用して染色している様子。
「ワシも草木染め、やってみたい!」と思ったものの、果てさて、キハダってどこに生えているんやろ。わからん。
ちなみに樹皮を乾燥させたものは「黄柏」と呼ばれ、生薬となるらしい。これも先ほどの色素「ベルベリン」の効能のようだ。健胃・整腸作用があり、おなかの病気におなじみの正露丸なんかにも入っているのだとか。
そういや、松山市御幸1丁目にある千秋寺の宗派は確か、黄檗宗だったな。
今まで「黄檗」の意味を見過ごしてきたけど、まさかこんなところでその意味を知るとはな。
興味を持って眺めれば色々と繋がるもんやな。
2018/08/26(日) 12:23:21| 探訪録|
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宮前川、北斎院町と南斎院町の境界、日吉神社北東約50mの地点で撮影。
河鵜、川鵜と記す。
鳥の名前などまったくわからず、「黒い鳥」とかありふれた表現しかできなかったアラ60の中高年でも、観察と文献調査を繰り返せば、それなりに判別能力がついてくる。
「最近物忘れがひどくなった」とか「物覚えが悪いけん勉強してもね…」などと嘆いている暇はない。
鵜のように貪欲に情報・知識を食らう。
うん、これしかない。
2018/08/26(日) 12:04:53| 探訪録|
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台所の窓、すりガラスの向こうに何かが張り付いている。
ニホンヤモリだ。
捕獲しようと外に出てみると、窓ガラスと網戸の間に入り込んで、どうやら逃げることができなくなっている様子。
またもや台所に戻り、スライド式の窓を上げ下げするのだが、手の入り込まない場所にするりするりと移動するから困ったものだ。
「捕まえて食ったりしないのだから、おとなしくしなさい」と戒めても、落ち着きなく動き回る。
5分ばかり駆け引きを繰り返し、やっと捕獲成功。
間近で見ると、実に愛くるしい姿だ。
「これからもしっかり家を守ってちょうだい」
とお願いした上で、外に解き放った。
2018/08/18(土) 18:04:10| 未分類|
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伊予鉄・余戸駅のホームに立つ。
数日前までの酷暑に較べれば幾分か涼しくはなったものの、ちょっと歩いただけで汗をかいてしまう。
電車待ちの間、少し喉を潤そうと自販機に向かう。
すると、ディスプレイの前に蛾がとまっているのが目に留まる。
今まで見たことがないような三角の蛾。
色合いも黄緑で、まあまあ美しいじゃないか。
写真に収め、家に帰ってから調べてみると、どうやらイラガのようだ。
我が家の玄関に植わっているモッコウバラやオカメヅタの葉に、しばしば姿を現し、剪定作業中のワシの手や腕をチクりと刺す憎き幼虫。変態後の姿が、まさかこのような愛らしいものだったとは。
今年は暑い日が続いたせいか、我が家の樹木達にはイラガがつかなかったのだが、果たしてどこで成長を遂げたものが、この電車のホームまで飛来したのだろうか。
2018/08/18(土) 17:44:43| 探訪録|
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2018/03/24(土) 14:35:23| 未分類|
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2017/08/05(土) 08:09:06| 未分類|
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